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北辻 章浩; 木村 貴海; 木原 壯林*
no journal, ,
種々の材料の電極を用いてネプツニウム(V)イオンのバルク電解を行い、その還元挙動を調べた。Au電極を用いた場合、電解初期にはNp(V)の還元電流はほとんど流れないが、電解が進むに従い電流が大きくなり、やがて電流が減少に転じ残余電流に達する。また、電解還元に要する時間は、電解電位が負であるほど短くなるが、-175mVより負電位では、電解電位に依存しない。これらの結果は、Np(V)の還元は、電極反応ではなくNp(V)の還元により生成したNp(III)との電荷交換により反応が進むことを示している。一方、Ptを電極に用いた場合、より正電位で電解還元が生じ、電解初期の還元電流値は比較的大きい。このような比較的大きい電流が観測される電位領域は、Ptの水素吸着電位に相当することから、Pt電極によるNp(V)の電解還元には、先のNp(III)との電荷交換に加え、Ptが電極触媒として作用していると結論した。